ゴッドフロアー（2010年生、母ウェルシュステラ）

ゴッドフロアー（2010年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時9歳）と交配したウェルシュステラが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地27戦3勝2着2回、中央障害3戦0勝2着1回、地方2戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の阿寒湖特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

広尾サラブレッド倶楽部にて総額2,500万円（6.25万×400口）で一口馬主が募集された。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月15日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

12月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

3歳（2013年）

2月23日、中9週で迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンアルゴシーをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月7日、中5週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のメルボルントロフィー（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

10月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。17頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦1勝）。17頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

4歳（2014年）

1月18日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったクリノアマダブラムにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

5月8日、中7週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた14戦目は、ファンシーステッキ特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したモズブラックアイにクビ差届かず2着となった。

6月12日、中4週で迎えた15戦目は、ミザール特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したウルトラカイザーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月19日、中4週で迎えた16戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したゴールドアクターを捕まえ切れず、3馬身半差の2着となった。

8月16日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセルリアンディンゴをアタマ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

11月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山元気騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

12月28日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2015年）

7月19日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラルプデュエズをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月6日、中4週で迎えた23戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（札幌芝2600m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月14日、中9週で迎えた24戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（6戦2勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた25戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

6歳（2016年）

2月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 雨/稍重）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

4月9日、中6週で迎えた27戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた28戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春光ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた29戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の伊勢志摩サミット2016開催記念（京都芝2400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた30戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったララオムドゥクーから2馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中3週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。