ウツミジョンソン（2002年生、母ナイスカオルコ）

ウツミジョンソン（2002年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時16歳）と交配したナイスカオルコが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は酒井孝一。戦績は、地方23戦7勝2着5回。2005年の阿久利黒賞(地方重賞)に勝利した他、2004年の若駒賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、酒井孝一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

村上佐重喜厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2004年）

8月7日、デビュー戦は小林俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は495kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた2戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフル（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月6日、連闘で迎えた3戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、2歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラピュアリーに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のキングスクロスに4馬身の差をつけて優勝

10月3日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の若松賞（盛岡ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアンダーリュウセイに6馬身の差をつけて3勝目を収める

10月17日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の若駒賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワタリシャンハイに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月14日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスマートシェーブを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

12月12日、中3週で迎えた8戦目は、2歳戦の寒菊賞（水沢ダート1600m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったトレジャーファンドから2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2005年）

1月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月30日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエフェクトを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

5月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のダイヤモンドカップ（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で小林俊彦騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トレジャーファンドにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月12日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の岩鷲賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小林俊彦騎手（9戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトレジャーファンドを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月22日、中5週で迎えた13戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の盛夏特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

9月24日、中5週で迎えた15戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（10戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたスウィープザボード決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた16戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（11戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月20日、中5週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の阿久利黒賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（12戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオリエントボスに1馬身1/4の差をつけて優勝

12月31日、中5週で迎えた18戦目は、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（13戦5勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4歳（2006年）

2月13日、中5週で迎えた19戦目は、爽駿特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るゼンノフェニックスを自慢の末脚で3/4馬身差し切って7勝目をマークした。

3月13日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のマーチ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず3着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のエイプリル特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた22戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の五月会特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月5日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（14戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。