ウイントレジャー（2010年生、母マイネルキナ）

ウイントレジャー（2010年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝物。母の最後の仔より」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時11歳）と交配したマイネルキナが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方18戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上C2-10。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額800万円（4万×200口）で一口馬主が募集された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月25日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

3歳（2013年）

1月14日、中2週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

3月2日、中6週で迎えた4戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

3月10日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

8月3日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず13着に終わった。

9月16日、中5週で迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したブラボーデジタルを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダイワボルドーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月6日、連闘で迎えた10戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ第26戦（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリバーリンカーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月3日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシルクフュージョンをクビ差振り切ってファンの期待に応えた。

11月23日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクラウンプリズムに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中3週で迎えた13戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったカシノビッグベンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4歳（2014年）

1月5日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず3着に敗れた。

2月2日、中3週で迎えた15戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、ネクストジェネレーションカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた16戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンダーバードに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月19日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したスパークルエンゼルにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月5日、中1週で迎えた20戦目は、ウグイス賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた23戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、ネクストジェネレーションカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は岩永千明騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。