ハナキリュウ（1984年生、母ウインアイドル）

ハナキリュウ（1984年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニゾン（当時9歳）と交配したウインアイドルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は石川栄一。戦績は、中央平地4戦2勝、地方24戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は1988年のオクトーバーステークス(1400万下)。

経歴

デビュー前

武森辰巳厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1986年）

6月24日、デビュー戦は堀千亜樹騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は493kg。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタイホウビジヨンをクビ差制して初白星を挙げた。

7月31日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた3戦目は、藤江昭徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月26日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、藤村和生騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の桔梗特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月15日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、2歳戦の白菊特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤村和生騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着を確保した。

11月4日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦のゴールドジュニアー（大井ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤村和生騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月19日、中5週で迎えた8戦目は、2歳戦のポインセチア特別（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤村和生騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネショウホーライから5馬身差の2着に敗北した。

3歳（1987年）

1月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の若獅子賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤村和生騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

1月27日、中3週で迎えた10戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤村和生騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のローピングをアタマ差制して2勝目を奪取した。

2月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の水仙特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤村和生騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の京浜盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で藤村和生騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた13戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤村和生騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のチョウカイダニエルに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月6日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦の羽田盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤村和生騎手（9戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。4着を確保した。

6月3日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦の東京ダービー（大井ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で藤村和生騎手（10戦2勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた16戦目は、足立特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で藤村和生騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた17戦目は、葛飾特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で藤村和生騎手（12戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーパージェットから半馬身差の2着となった。

8月7日、中3週で迎えた18戦目は、しし座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で藤村和生騎手（13戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルタカリボーから3馬身差の2着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた19戦目は、シーサイドカップ（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で藤村和生騎手（14戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた20戦目は、3歳戦のトウインクルエイジ（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で藤村和生騎手（15戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったイナリワンから1馬身半差の2着となった。

4歳（1988年）

4月29日、約7か月半の休養明けで迎えた21戦目は、大田特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は17戦連続で藤村和生騎手（16戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のウインザコバンをクビ差制して休養明け初戦をモノにした。

6月2日、中4週で迎えた22戦目は、ブリリアントカップ（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は18戦連続で藤村和生騎手（17戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルーケートから3/4馬身差の2着に敗北した。

6月21日、中2週で迎えた23戦目は、大井記念（大井ダート2500m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で藤村和生騎手（18戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた24戦目は、ロイヤルカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で藤村和生騎手（19戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月10日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスルーオダイナを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月8日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1400万下のオクトーバーステークス（東京芝2300m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のレイクブラックに1馬身半の差をつけて6勝目をつかんだ。

11月20日、中5週で迎えた27戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（1989年）

5月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、メイステークス（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。