マドマアゼルダイナ（1984年生、母ビクトリアレディ）

マドマアゼルダイナ（1984年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のルドウターブル（当時6歳）と交配したビクトリアレディが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は細川農場。戦績は、中央平地33戦2勝2着8回。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

7月13日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（新潟芝1000m 曇/不良）に出走。馬体重は430kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

3歳（1987年）

2月14日、約7か月の休み明けで迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

4月12日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

4月18日、連闘で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

8月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、本間忍騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

8月15日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本間忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

8月29日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったモンテテスコに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月6日、連闘で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた10戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた11戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったマルブツラブリーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月7日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のジャックセレーネに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下の福島放送賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩戸孝樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

4歳（1988年）

5月28日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったアサヒプリンセッサにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

6月12日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

7月2日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、5歳以上400万下（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

7月31日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

10月16日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、トラストテイオーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月30日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のモガミトレタに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月11日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたクリアルコ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

12月24日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

5歳（1989年）

1月15日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（8戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエルギーダイナーに半馬身届かず2着に敗北した。

2月18日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部幸雄騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、リリーオブザダンスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中4週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた28戦目は、5歳以上400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（6戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

7月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小迫次男騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小迫次男騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた33戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小迫次男騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したハギノアルファーにクビ差届かず2着となった。