ソウルマン（1997年生、母フレンチフラップ）

ソウルマン（1997年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時10歳）と交配したフレンチフラップが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、中央平地23戦1勝2着1回、地方17戦10勝2着3回。主な勝ち鞍は1999年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ベルモントファームから「セレクトセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

佐藤林次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

7月17日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

9月12日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた7戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたヒシバクシン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（5戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイルバチオに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3歳（2000年）

1月5日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下の朱竹賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた11戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

4歳（2001年）

6月24日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

5歳（2002年）

6月1日、約11か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（9戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

7月7日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（11戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

8月4日、連闘で迎えた17戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（12戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（13戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（14戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

6歳（2003年）

3月8日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（15戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

5月17日、中6週で迎えた23戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

6月29日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、藤川洋一郎騎手を鞍上に迎えて、プロキオン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケンロクホマレに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

7月13日、中1週で迎えた25戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るボスジャンボを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。

8月10日、中3週で迎えた26戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアイトユウキをアタマ差振り切って4勝目を挙げた。

9月6日、中3週で迎えた27戦目は、長月特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のファーストクロスに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月16日、中0週で迎えた28戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は藤川洋一郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったセニョリータにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は古性秀之騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシシクタカオーに3馬身の差をつけて6勝目をマークした。

10月13日、中1週で迎えた30戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバースデーウィナーに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月27日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤川洋一郎騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエリートボーイに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月10日、中1週で迎えた32戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマルチダイヤを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

11月24日、中1週で迎えた33戦目は、（株）三崎ストアー特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤川洋一郎騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビーマックスに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月9日、中1週で迎えた34戦目は、九谷特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は古性秀之騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタイムサインと並んで2着同着となった。

12月21日、中1週で迎えた35戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は藤川洋一郎騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のダイワヨークをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

7歳（2004年）

1月2日、中1週で迎えた36戦目は、てらおか風舎ゴールデンカップ特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（6戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるツジヴィヴァンを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた37戦目は、マーチ特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤川洋一郎騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた38戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤川洋一郎騎手（8戦5勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた39戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた40戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は古性秀之騎手（5戦4勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。