テンカジョウ（2021年生、母フィオレロ）

テンカジョウ（2021年2月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「天下+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のThunder Snow（当時7歳）と交配したフィオレロが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。2024年のJBCレディスクラシック(牝Jpn1)で3着に入った他、2024年のマリーンカップ(牝Jpn3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

2月3日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエアサンサーラに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月2日、中3週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦1勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るポルポラジールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

6月8日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のテーオールビーに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月26日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定3歳Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で国分優作騎手（4戦3勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラヴィコードに5馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

11月4日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（佐賀ダート1860m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で国分優作騎手（5戦4勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。