アルアインオアシス（2021年生、母ハタノボニート）

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石軽種馬共同育成センターから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、千葉県馬主会兼行聡によって660万円で落札された。

2歳（2023年）

10月27日、デビュー戦は本田正重騎手を鞍上に据えて、2歳戦のユーカリデビュー（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は513kg。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたヘマソラール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月27日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のリトゥモに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月19日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のクラーベセクレタ・メモリアル（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3歳（2024年）

5月31日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定3歳戦のベロニカ賞（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイツツボシを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って久しぶりの一戦をモノにした。

6月30日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の麻綿原特別（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた6戦目は、スターマイン特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフレスコバンクールに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

8月27日、中4週で迎えた7戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアレキサンドライトカップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた8戦目は、新進気鋭2200（船橋ダート2200m 曇/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスリアンヴォスに8馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

11月1日、中4週で迎えた9戦目は、初秋凉夕2200（船橋ダート2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のプラセボをハナ差振り切って勝利を手に入れた。