コウチブライアン（2002年生、母アンメロディー）

コウチブライアン（2002年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時17歳）と交配したアンメロディーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方38戦4勝2着8回。主な勝ち鞍は2007年のガーネットスター特別(一般C2-1)。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月21日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

4歳（2006年）

8月9日、約21か月の休養明けで迎えた2戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般D3-4（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルタカデビューから1馬身半差の2着に敗北した。

8月24日、中1週で迎えた3戦目は、一般D3-3（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のメイプルクイーンをアタマ差制して初勝利を挙げた。

9月6日、中1週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般D2-3（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた5戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般D2-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクラデフィートから4馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた6戦目は、一般D2-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームフェザーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月25日、中2週で迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、西野特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月7日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、美園特別（札幌(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5歳（2007年）

1月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg戻して迎えた9戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオートアスクを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた13戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月18日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般D1-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたミツイシスター決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月25日、連闘で迎えた15戦目は、室蘭カレーラーメン賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般D1-2（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニットウナデシコに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般D1-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のピエールバスターをハナ差制してファンの高評価に応えた。

5月29日、連闘で迎えた18戦目は、ミラクルアドマイヤ賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた20戦目は、サウスヴィグラス賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったタグファイトから2馬身半差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた21戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、日本軽種馬登録協会特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったライコウライデンから1馬身差の2着となった。

7月26日、中1週で迎えた22戦目は、キッケンクリス賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた23戦目は、サクラプレジデント賞（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、ベータ特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（9戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

9月20日、中1週で迎えた25戦目は、ガーネットスター特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（10戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダイコウオーシャンをクビ差制して勝利を手に入れた。

10月9日、中2週で迎えた26戦目は、レチクル特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、日高町建設協会特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

11月7日、中1週で迎えた28戦目は、新ひだか町特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（11戦2勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた29戦目は、北海道産米ななつぼし特別（札幌(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（12戦2勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったラドランマーベルにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月12日、中3週で迎えた30戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2一（園田ダート1700m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた31戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2二（園田ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

6歳（2008年）

1月3日、連闘で迎えた32戦目は、「姫路菓子博2008」ひめかのお年玉特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた33戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、近畿畜産特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

1月25日、連闘で迎えた34戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は小牧毅騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた36戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた37戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧毅騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた38戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた39戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。