メモリーダンス（2014年生、母サンディシフター）

メモリーダンス（2014年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時12歳）と交配したサンディシフターが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は金舛幸夫。戦績は、地方15戦4勝2着4回。2016年の知床賞(地方重賞)で2着に入った他、2016年の南部駒賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金舛幸夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、横沢盛悦によって324万円で落札された。

菅原勲厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2016年）

5月21日、デビュー戦は高松亮騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は465kg。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた2戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、2歳（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったリュウノチーノに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月3日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキングジャガーを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月2日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のココロヲコメテに4馬身の差をつけて優勝

10月30日、中3週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の知床賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、ダンストンレガーメにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月13日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフューチャーステップ（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったオールザベストに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2017年）

1月2日、中4週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

4月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳M3のスプリングカップ（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた11戦目は、3歳M3のやまびこ賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のアメジスト賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の海と高原の牧場ウニとゆめ牛乳の洋野賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダンストンリアンに1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

6月25日、中3週で迎えた14戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のナンブホマレに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月9日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のマルコムズホワイト賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったサンエイリシャールに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。