ショウガタップリ（2020年生、母ハートフルビコー）

ショウガタップリ（2020年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時15歳）と交配したハートフルビコーが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は斉藤政志。2023年の石川ダービー(地方重賞)に勝利した他、2023年の加賀友禅賞(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、斉藤政志から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、石川県馬主協会によって451万円で落札された。

高橋俊之厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2022年）

7月10日、デビュー戦は沖静男騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリーム（金沢ダート900m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマーブルミミに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月26日、中1週で迎えた2戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の若鮎特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマリンデュンデュンに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月9日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のサードニクス賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のピンクビジョンに2馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

9月4日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のサファイア賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のピンクビジョンに1馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

9月19日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の金沢プリンセスカップ（金沢ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のピンクビジョンに3馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

10月18日、中3週で迎えた6戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の金沢シンデレラカップ（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のキモンアップルを3/4馬身振り切って無傷の6連勝を決めた。

11月27日、中5週で迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイヤモンドラインに4馬身の差をつけて無傷の7連勝を決めた。

3歳（2023年）

3月19日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳戦の若駒賞・実績馬（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は沖静男騎手（4戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のモズアンカーに3馬身の差をつけて無傷の8連勝を決めた。

5月2日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のノトキリシマ賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスカイピースに1馬身半の差をつけて無傷の9連勝を決めた。

6月27日、中7週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の石川ダービー（金沢ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイヤモンドラインに4馬身の差をつけて無傷の10連勝を決めた。

7月9日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の加賀友禅賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は沖静男騎手（6戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダイヤモンドラインに2馬身半の差をつけて無傷の11連勝を決めた。

8月16日、中4週で迎えた12戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

9月10日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦の西日本ダービー（佐賀ダート2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストレリチアに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月8日、中7週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

12月3日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた15戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、中日杯（金沢ダート2000m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

4歳（2024年）

3月12日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、スマホからポイントで投票!楽天競馬特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた17戦目は、大聖寺桜まつり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したオヌシナニモノを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。