スティールグレート（2018年生、母キタサンスズラン）

スティールグレート（2018年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時7歳）と交配したキタサンスズランが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカタオカステーブル。2020年の栄冠賞(地方重賞)で2着に入った他、2020年の知床賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カタオカステーブルから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、菅野守雄によって669.6万円で落札された。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

5月5日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ1（門別ダート1100m 晴/重）に出走。馬体重は510kg。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、サイダイゲンカイに交わされて5馬身差の2着となった。

5月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスラストリバーサーに8馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月30日、中5週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサイダイゲンカイを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月28日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

9月3日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月1日、中3週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の知床賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（6戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったゴールデンヒーラーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2021年）

6月8日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、ヒナゲシ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑村真明騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアウマクアをクビ差振り切って休養明けの一戦を制した。

6月24日、中1週で迎えた9戦目は、温泉の森キャンプ場特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で桑村真明騎手（8戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた10戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、ホクレンえん麦特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた11戦目は、コロナに負けるな!日高町特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、コパノフレディーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月19日、中1週で迎えた12戦目は、どんどん食べよう道産DAY特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったファラウェイにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

5月12日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、シャクナゲ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（11戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアウマクアをクビ差だけ差し切って久方ぶりの実戦を制した。

5月25日、中1週で迎えた14戦目は、月形町皆楽公園特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（12戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したシロイスズメを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中4週で迎えた15戦目は、セイウンコウセイ賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（13戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のシロイスズメを半馬身振り切って雨中の一戦を制した。

7月14日、中1週で迎えた16戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（14戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた17戦目は、新冠町ふるさと納税特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（15戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のミユキダイアモンドを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

8月16日、中2週で迎えた18戦目は、北海道新聞日高地区販売所会特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で桑村真明騎手（16戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のモリデンブラックをクビ差振り切って断然人気に応えた。

8月30日、中1週で迎えた19戦目は、北海道馬主会日高馬主振興会特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で桑村真明騎手（17戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた20戦目は、ススキ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で桑村真明騎手（18戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ビービーアクティブにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月11日、中1週で迎えた21戦目は、新ひだか・新冠2デイズ特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で桑村真明騎手（19戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、道産子戦士高橋耕陽特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で桑村真明騎手（20戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキョウワスピネルを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

11月9日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、由仁町開町130年記念特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で桑村真明騎手（21戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたマコトゴコタイ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、乃木坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5歳（2023年）

2月23日、中7週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた25戦目は、エリダヌス座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。