サイダイゲンカイ（2018年生、母ガーデンスタイル）

サイダイゲンカイ（2018年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最大限界」。毛色は芦毛。種牡馬のジョーカプチーノ（当時12歳）と交配したガーデンスタイルが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は木村秀則。2020年の栄冠賞(地方重賞)に勝利した他、2020年のウィナーズチャレンジ1で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、森本スティーブルから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、Y.Y.BloodStockによって734.4万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

5月5日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ1（門別ダート1100m 晴/重）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスティールグレートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月4日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したラジアントエンティを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

6月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスティールグレートを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

8月23日、中7週で迎えた4戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦2勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

10月1日、中5週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

11月11日、中5週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの川崎若駒オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦の新風特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、サヨノグローリーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

12月1日、連闘で迎えた8戦目は、2歳戦のアジュディミツオー・メモリアル（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったピースフラッグに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中2週で迎えた9戦目は、2歳戦の若潮特別（浦和ダート1500m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキャストロポポに1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

3歳（2021年）

1月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

3月16日、中9週で迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の花見月特別（船橋ダート1700m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5月3日、中6週で迎えた12戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の若潮スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

6月14日、中5週で迎えた13戦目は、麦日和特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

9月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた14戦目は、秋の夜特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた15戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、ネットで競馬、ネットケイバ賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4歳（2022年）

2月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた16戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、初花月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

4月6日、中5週で迎えた17戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、零れ桜特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

4月28日、中2週で迎えた18戦目は、夏初月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた19戦目は、20時50分にビッグチャンス特別（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口達弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた20戦目は、開成町あじさいまつり特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

8月31日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の観月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月30日、中8週で迎えた22戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテイエムサツマオーをクビ差だけ差し切って久方ぶりに美酒を浴びた。

11月12日、中1週で迎えた23戦目は、エリカ賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた24戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

12月24日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、もみの木賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

5歳（2023年）

1月12日、中2週で迎えた26戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

4月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、スイセン特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（5戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったフクノルッカに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月10日、中1週で迎えた28戦目は、ハルジオン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（6戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。競走中止となった。