クリノバルセロナ（2016年生、母ロクイチスマイル）

クリノバルセロナ（2016年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋スペインの都市名」。毛色は芦毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時19歳）と交配したロクイチスマイルが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は横井哲。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上C3三。

経歴

デビュー前

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

5月18日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

6月22日、中4週で迎えた2戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

8月11日、中6週で迎えた3戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた4戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

9月20日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

11月7日、中4週で迎えた7戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

4歳（2020年）

5月6日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクウミリマに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月22日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた12戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C3（園田ダート820m 雨/重）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C3（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦健太騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、レッドカイラスに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月11日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C3（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦健太騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦健太騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C3（園田ダート820m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦健太騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C3（園田ダート820m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦健太騎手（11戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で杉浦健太騎手（12戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で杉浦健太騎手（13戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のコアヴィクトリーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

12月10日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で杉浦健太騎手（14戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で杉浦健太騎手（15戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

5歳（2021年）

1月14日、中1週で迎えた26戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（16戦2勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上C3（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（17戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったタケマルベストに詰め切れず、4馬身差の2着となった。