エーシンスポール（2007年生、母エイシンブレーン）

エーシンスポール（2007年2月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋胞子」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のTale of the Cat（当時13歳）と交配したエイシンブレーンが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地12戦2勝、地方12戦3勝。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

12歳のとき、栄進堂から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

12月5日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3歳（2010年）

1月5日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアスタータイクーンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月24日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

3月7日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月2日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に敗れた。

10月23日、約6か月の休養明けで迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2011年）

1月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサマーソングに1馬身3/4の差をつけて2勝目をマークした。

2月5日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4月9日、中8週で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

5月28日、中6週で迎えた10戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。15着に終わった。

7月17日、中6週で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

9月3日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

10月4日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、恐竜化石からウマれた丹波竜のちーたん特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のローレルファイアーに3馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

10月18日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のコスモグレイスをハナ差振り切って断トツの支持に応えた。

5歳（2012年）

4月11日、約6か月の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、やまゆり賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で板野央騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のヘラルドリーをアタマ差振り切って5勝目をマークした。

7月18日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた20戦目は、神姫バス杯（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で板野央騎手（6戦2勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、葉月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

9月5日、中2週で迎えた22戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、ダリア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた23戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、北海道日高装蹄師会特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい6着に敗れた。

11月1日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、ひろおサンタメール特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。