クラウンティアラ（2008年生、母イヴニングミスト）

クラウンティアラ（2008年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名（王冠）＋宝冠」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロックオブジブラルタル（当時9歳）と交配したイヴニングミストが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）カミイスタット。戦績は、中央平地4戦0勝、地方31戦1勝2着8回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上C2 25。

経歴

デビュー前

当歳のとき、カミイスタットから「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、カミイスタットから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。同年、カミイスタットから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、矢野悦三によって315万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月25日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/不良）に出走。馬体重は404kg。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

11月20日、中7週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

3歳（2011年）

3月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

8月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた4戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

9月24日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた5戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月2日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月16日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したカシノババロアにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

4歳（2012年）

1月3日、中2週で迎えた11戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（7戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカシノリミテッドにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月11日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（8戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（9戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテンザンダンサーに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月30日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（10戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったオーマイマミーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（12戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月9日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた20戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（13戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、フェブスターに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中8週で迎えた21戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で鮫島克也騎手（14戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフレンドリードレスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月26日、中1週で迎えた22戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、チャレンジレース（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったミリオンダンサーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中1週で迎えた23戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、チャレンジレース（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、シルクプレイヤーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた24戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（15戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったシルバーティップスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月19日、中1週で迎えた26戦目は、チャレンジレース（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩永千明騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

10月26日、連闘で迎えた27戦目は、3歳以上C2-40（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（16戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた28戦目は、チャレンジレース（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月25日、連闘で迎えた29戦目は、3歳以上C2-40（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（17戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（18戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた31戦目は、3歳以上C2 37（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（19戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（20戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

5歳（2013年）

1月13日、中1週で迎えた33戦目は、チャレンジレース（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

1月20日、連闘で迎えた34戦目は、4歳以上C2 41（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（21戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月2日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（22戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。