ゲッケイジュ（2001年生、母ウラカワミユキ）

ゲッケイジュ（2001年5月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「月桂樹」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンドスウィープ（当時10歳）と交配したウラカワミユキが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）渡邊牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方27戦7勝2着4回。2006年の兵庫クイーンカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

8月8日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

4歳（2005年）

1月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C9-2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジュウクンボーイに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月17日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上C9-1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフサイチホーストを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上C8-1（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したワイメアキャニオンを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月30日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた6戦目は、4歳以上C6-2（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクリノフォーチュンに2馬身半の差をつけて2勝目を収める

4月30日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。16着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

8月2日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月27日、中5週で迎えた12戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサッカーローズに3馬身半の差をつけて制した。

10月11日、中1週で迎えた13戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2二（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線に入ると、前で粘るマッキーアトラスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月3日、中2週で迎えた14戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサニーキングを半馬身振り切って5勝目をゲットした。

11月22日、中2週で迎えた15戦目は、デイリー昆陽特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（2戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシノダカーポに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月7日、中1週で迎えた16戦目は、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松平幸秀騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキングフェアー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5歳（2006年）

1月3日、中3週で迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、兵庫県競馬施設利用協会特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上A3二（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（4戦3勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月10日、中0週で迎えた19戦目は、日本のへそ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（5戦3勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月14日、中4週で迎えた20戦目は、ゆずのまち安富特別（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（6戦3勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた21戦目は、ラジオ大阪賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で松平幸秀騎手（7戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4月25日、中3週で迎えた22戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、リフレッシュパーク市川特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上A2一（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた24戦目は、英知大学賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧毅騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた25戦目は、神戸ビーフ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧毅騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた26戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、金物のまち三木特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハツネドオゴを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小牧毅騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上A2一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

9月27日、中5週で迎えた29戦目は、キャスコキラボール特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月11日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上A2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマコトイッシンをクビ差振り切って7勝目を掴み取った。

10月24日、中1週で迎えた31戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、WSJS地方競馬代表騎手 4（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。