コスモイグローク（2020年生、母クールベット）

コスモイグローク（2020年2月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ギャンブラー(ロシア語)。母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のジョーカプチーノ（当時14歳）と交配したクールベットが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はタツヤファーム。2022年のすずらん賞(オープン)に勝利した他、2022年のウィナーズチャレンジ7で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

6月9日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るウォーボーイを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのパール特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのルビー特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた4戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月4日、中2週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のナックブレイブに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

10月5日、中3週で迎えた6戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ7（門別ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたエムオーチロ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中3週で迎えた7戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、2歳M1のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

3歳（2023年）

2月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の304.5万円以上（大井ダート1400m 曇/良）に58kgの斤量を背負って出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のクロッカス特別（大井ダート1200m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の319.5万円以上（大井ダート1200m 晴/重）に58kgの斤量を背負って出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

5月2日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の若潮スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた12戦目は、3歳G3の葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦1勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びを欠き18着に終わった。

7月9日、中5週で迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳M2のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた14戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、東京スポーツ賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

4歳（2024年）

3月20日、約7か月半の休み明けで迎えた15戦目は、わかば賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた16戦目は、オメガ賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた17戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、カフェ・ド・パリ賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた18戦目は、高橋優騎手を鞍上に迎えて、薫風賞（大井ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

7月7日、中7週で迎えた19戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの九州スポーツ杯（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた21戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた22戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。