オースミファイア（2009年生、母タガノアイリス）

オースミファイア（2009年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋火」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時10歳）と交配したタガノアイリスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方27戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の早坂高原癒さレース(一般C1四)。

経歴

デビュー前

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月14日、デビュー戦は田中克典騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた2戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月20日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた4戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

8月11日、中7週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

9月8日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

9月15日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に終わった。

9月22日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったタカミルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月29日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のベニバナビジンに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月6日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

10月14日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

10月22日、連闘で迎えた12戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

11月3日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、ヤマニンラピエールに交わされて3馬身差の2着となった。

11月11日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリンガスキッドに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月19日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

11月26日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で陶文峰騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月24日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

12月31日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のヤマタケデヒアをハナ差振り切って優勝

4歳（2013年）

1月6日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた23戦目は、見せよう東北魂（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（10戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

3月23日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた24戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、2014JBC盛岡開催決定（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

4月14日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた25戦目は、優れた芸術岩谷堂箪笥レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（11戦2勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

4月29日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（12戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

5月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、米代川レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（13戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた28戦目は、早坂高原癒さレース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（14戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサクラジークに4馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

6月10日、中1週で迎えた29戦目は、健康第一はとむぎレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（15戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（16戦3勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた32戦目は、みずたまそうレース（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は陶文峰騎手（17戦3勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。