セイレリック（2018年生、母クニコチャン）

セイレリック（2018年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母母母名の一部、遺物」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時17歳）と交配したクニコチャンが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアサヒ牧場。主な勝ち鞍は2021年の名古屋モーニングフィーバー13。

経歴

デビュー前

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

3月27日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた2戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

6月18日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー5（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンコルテスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

7月9日、連闘で迎えた6戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー13（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のアヴニールファミユに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー28（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー44（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた10戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の都丸ちよ生誕祭～ちよかわ杯～（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったシンゼングレートに詰め切れず、約15馬身差の2着となった。

4歳（2022年）

5月4日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、北斗桜回廊特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた14戦目は、空港アクセスナビ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた15戦目は、楽天競馬で10%還元特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた16戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、キンギョソウ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた17戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、アスチルベ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた18戦目は、オケクラフト特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

8月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、オシロイバナ特別（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月16日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、ゲッカビジン特別（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた21戦目は、ピスカリの森賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のトンデンカムオンをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

9月21日、中2週で迎えた22戦目は、日高町産業学習特別（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、ジニア特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

10月20日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、ルドベキア特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた25戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、来年のJBCは大井と共に特別（門別ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

2022年11月4日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。