シンゼングレート（2018年生、母ボーシュヴァル）

シンゼングレート（2018年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+すごい」。毛色は青鹿毛。種牡馬のラブリーデイ（当時8歳）と交配したボーシュヴァルが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム株式会社。主な勝ち鞍は2021年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヴェルサイユファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、原司郎によって972万円で落札された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

3月7日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた2戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを17番手で通過。直線ではいいところがなく18着に終わった。

7月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

8月21日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい18着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた6戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトーホウジョーカーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー60（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のイッツライフを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月14日、中1週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイレリックに約15馬身の大差をつけてファンの支持に応えた。

10月25日、中1週で迎えた9戦目は、岩屋堂特別（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のウインレゴリスに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2022年）

2月5日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた12戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた13戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

4月16日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松本大輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

9月17日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

10月22日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

2022年10月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月23日、中8週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた18戦目は、オッズパーク杯（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、セイシンクリアに半馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（2023年）

1月3日、中1週で迎えた19戦目は、尾張名古屋杯（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた20戦目は、佐々木高子誕生日記念（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、ザベストデイにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月3日、中1週で迎えた21戦目は、豆まき賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた22戦目は、南陽大橋賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、センティメントに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月17日、中1週で迎えた23戦目は、SHIBUYA DREAMSC3（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた24戦目は、一発逆転!熊田さん退職記念（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモフーディエに5馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

4月13日、中1週で迎えた25戦目は、花便り賞（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた26戦目は、一般B7（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（10戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた27戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡部誠騎手（11戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のメイショウトワニに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

5月19日、連闘で迎えた28戦目は、海ほおずき賞（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で岡部誠騎手（12戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

9月5日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で岡部誠騎手（13戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヒメコマチに1馬身半の差をつけて7勝目を手に入れた。

10月3日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、カシオペア座特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

10月10日、連闘で馬体重を前走から11kg絞って迎えた31戦目は、秋の四辺形特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（14戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったホープアイランドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた32戦目は、神無月賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（15戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

11月1日、連闘で迎えた33戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、月影特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた34戦目は、干し柿特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

2021年11月2日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。