メイセイフェザー（1985年生、母ハナノユキジヨウ）

メイセイフェザー（1985年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラシヨウリ（当時10歳）と交配したハナノユキジヨウが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信成牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

吉野勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

10月17日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は432kg。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたオンワードネバダ決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。20頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（1988年）

1月10日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナカゾネオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月14日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた8戦目は、4歳400万下の水仙賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦1勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

3月20日、中2週で迎えた9戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた10戦目は、4歳400万下（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた11戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた12戦目は、4歳400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（11戦1勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（12戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒダカグリーンに4馬身の差をつけて優勝

8月27日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下の八甲田山特別（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（13戦2勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブラウンアイボリーに交わされて2馬身半差の2着となった。

10月8日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月29日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の秋嶺賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（14戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の相模湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（15戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

4歳（1989年）

8月5日、約9か月の休み明けで迎えた21戦目は、田中清隆騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の笹山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（16戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、ワールドスローンに交わされて4馬身差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上400万下の佐倉特別（中山芝2500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（17戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい5着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上400万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（18戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のエメラルドセクレに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

11月4日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（19戦3勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

12月9日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（20戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5歳（1990年）

1月15日、中4週で迎えた27戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に終わった。