ダイナオリンピア（1983年生、母シヤダイオリンピア）

ダイナオリンピア（1983年5月2日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時12歳）と交配したシヤダイオリンピアが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地35戦7勝2着10回、地方3戦0勝。1989年の京阪杯(ハンデG3)で2着に入った他、1988年のウインターステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

11月9日、10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のロングライコーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月24日、8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月15日、10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

3歳（1986年）

10月25日、4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたオノデンエース決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月9日、4歳以上400万下の逢坂山特別（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月20日、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ニシノユニバックに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（1987年）

1月6日、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロングセイウンに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月25日、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のイシノチカラに4馬身の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

2月21日、5歳以上1400万下の橿原特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3月21日、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で南井克巳騎手。9頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルカセイコウにクビ差交わされて2着となった。

10月24日、4歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で南井克巳騎手。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のダイナスタイリストに半馬身の差をつけて1位に入線したが、その後失格となった。

11月15日、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で南井克巳騎手。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロングセイリューに1馬身1/4の差をつけて勝利を掴み取った。

12月6日、4歳以上900万下の’87ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月26日、ハンデ戦で4歳以上900万下の夙川特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るインターカオルを次元の違う末脚で3/4馬身差し切ってトップでゴールを走り抜けた。

5歳（1988年）

1月9日、5歳以上1400万下の門松賞（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリメイトに6馬身の差をつけて勝利を物にした。

5月15日、ハンデG3の京阪杯（京都芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着を確保した。

6月12日、札幌日経賞（札幌ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は本田優騎手。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメジロゴスホークに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月3日、ハンデG3の札幌記念（札幌ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

12月4日、G3のウインターステークス（中京ダート2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ソダカザンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6歳（1989年）

1月16日、平安ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月19日、仁川ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

4月12日、帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月14日、ハンデG3の京阪杯（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したニホンピロブレイブを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

6月11日、札幌日経賞（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したエーコーシーザーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月2日、ハンデG3の札幌記念（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月30日、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月20日、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

9月10日、UHB杯（函館芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は本田優騎手。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったディクターランドに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月10日、市制100周年記念（中京(地)芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月4日、栗東トレーニングセンター開設20周年記念（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、オサイチブレベストに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月3日、G3のウインターステークス（中京ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月23日、六甲ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたバンダムテスコ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7歳（1990年）

1月28日、関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したミスターヤマノを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月18日、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

4月11日、帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月29日、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

6月10日、札幌日経賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月1日、ハンデG3の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。