ラヴィングアンサー（2014年生、母ラブレター）

ラヴィングアンサー（2014年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「愛情のある返答。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時13歳）と交配したラブレターが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は笠松牧場。2020年の春雷ステークス(オープンハンデ)に勝利した他、2021年の北九州短距離ステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

7月3日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったモーヴサファイアにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るカワキタエビデンスを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月24日、中8週で迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

3歳（2017年）

3月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月16日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のディープウォーリアをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

9月30日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（5戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

12月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（6戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

4歳（2018年）

2月18日、中8週で迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線に入ると、前で粘るブラッククローバーを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

4月21日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の彦根ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

9月15日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、逃げるボンセルヴィーソを捕まえ切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2019年）

2月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

3月2日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のガゼボをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月28日、中7週で迎えた18戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のウインフェニックスに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月26日、中3週で迎えた19戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月10日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた21戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

6歳（2020年）

2月2日、中8週で迎えた22戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、6着を確保した。

3月1日、中3週で迎えた23戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

4月12日、中5週で迎えた24戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のマリアズハートをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

5月16日、中4週で迎えた25戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

8月30日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた27戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、G2の産経賞セントウルステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

12月19日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のジョーアラビカをハナ差振り切って勝利をモノにする

7歳（2021年）

1月31日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦1勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた30戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のグルーヴィットをクビ差振り切って8勝目を奪取した。

3月6日、中2週で迎えた31戦目は、G3の夕刊フジ賞オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

9月12日、約6か月半の休養明けで迎えた32戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、G2の産経賞セントウルステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた33戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

11月28日、中7週で迎えた34戦目は、G3の京阪杯（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた35戦目は、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

8歳（2022年）

1月15日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンのカーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた37戦目は、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/稍重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、6着に入り込んだ。

4月10日、中7週で迎えた38戦目は、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

9月11日、約5か月の休み明けで迎えた39戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、G2のセントウルステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた40戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

2022年10月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。