ポールネイロン（2018年生、母イングランドローズ）

ポールネイロン（2018年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「バラの品種名。大輪の花を咲かせる」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時10歳）と交配したイングランドローズが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。2020年のききょうステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月12日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマリオンエールに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のフラリオナをクビ差振り切って順当に勝利した。

12月13日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦2勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり18着に敗れた。

3歳（2021年）

3月14日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯フィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦2勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい18着に終わった。

5月9日、中7週で迎えた5戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの橘ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

8月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

4歳（2022年）

6月10日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から42kg戻して迎えた7戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、ムーンストーン賞（大井ダート1650m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

7月12日、中4週で迎えた8戦目は、ベガ賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

9月18日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、ダイアモンドターン賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったハデスキーパーにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。