マルタカノーザン（1999年生、母ノーザンセレナード）

マルタカノーザン（1999年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時7歳）と交配したノーザンセレナードが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川隆則。戦績は、中央平地10戦0勝、地方35戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年の鉢伏山特別。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

6月9日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

3歳（2002年）

1月20日、約7か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた6戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた7戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

5月18日、中8週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップシナモン賞（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったミナレットから2馬身差の2着となった。

6月26日、中1週で迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鉢伏山特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョイフルステージを上がり0位の末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

7月10日、中1週で迎えた11戦目は、円山川特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

11月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、一般B15（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミヤマオリオンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

12月5日、連闘で馬体重を前走から13kg絞って迎えた15戦目は、一般B14（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒートアップから1馬身半差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた16戦目は、一般B12（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオーミレオポルドに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2003年）

1月11日、中1週で迎えた18戦目は、山崎真輝騎手を鞍上に迎えて、ことぶき特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた19戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のニコニコフクチャンを半馬身振り切って4勝目をつかんだ。

3月3日、中3週で迎えた20戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた21戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、エスタンピーダに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月23日、中2週で迎えた22戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた23戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブライトゼファーを異次元の末脚で半馬身差し切って5勝目を手にした。

10月1日、約4か月半の休養明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦の東海オールスタージョッキー（P）（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は仙道光男騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた25戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた26戦目は、一般B17 C3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた27戦目は、一般B18 C3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた28戦目は、一般B16（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（11戦4勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

5歳（2004年）

1月2日、中1週で迎えた29戦目は、一般B13（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（12戦4勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた30戦目は、一般B15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴山雄一騎手（13戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったイチロースターに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月4日、中2週で迎えた31戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般B15（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた32戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた33戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（14戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた34戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山崎真輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったイチノルドルフに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中1週で迎えた35戦目は、一般B12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（15戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタツミダンカンに5馬身の差をつけて優勝

4月27日、中2週で迎えた36戦目は、青葉特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（16戦5勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた37戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、しょうぶ特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた38戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（17戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた39戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた40戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（18戦5勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた41戦目は、大日岳賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（19戦5勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月27日、中1週で迎えた42戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山崎真輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた43戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎真輝騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた44戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎真輝騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月15日、中1週で迎えた45戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎真輝騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。