カナハラカレン（1995年生、母シークザトルース）

カナハラカレン（1995年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミナガワビクトリー（当時15歳）と交配したシークザトルースが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、地方27戦7勝2着7回。主な勝ち鞍は2001年の’01ベイサイドカップ(一般B1以下ハンデ)。

経歴

デビュー前

須田茂厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1997年）

10月26日、デビュー戦は立花伸騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は473kg。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒロミルミルから2馬身差の2着となった。

11月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、鞍上は2戦連続で立花伸騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた3戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマイスターユウコに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の胡蝶蘭特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったハカタビッグワンからクビ差の2着となった。

3歳（1998年）

1月20日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦の白ばら特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は立花伸騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカーネーション特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったゼンノブレイブに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月11日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のやまゆり特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のあさがお特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったタカトモフラッグに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アズマエースに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月13日、中6週で迎えた11戦目は、オリオン座特別（大井ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したグレースハミリーにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（1999年）

5月10日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた12戦目は、こじし座特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

6月11日、中4週で迎えた13戦目は、こうま座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた14戦目は、いるか座特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハナソフィアに4馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

7月23日、中3週で迎えた15戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったゴールデンカバリエをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

8月22日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のサンセット賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた17戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、全日本リーディングジョッキー（大井ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

10月8日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、プロキオン賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（9戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るレオダヴィンチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

11月10日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般B2 B3（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラッキーエンドに2馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

12月11日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のディセンバー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（11戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るトップタイトを驚異的な末脚で半馬身差し切って5勝目を手中に収めた。

5歳（2000年）

1月7日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の’00ベイサイドカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（12戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のミスシュアーに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月3日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（13戦5勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

11月3日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、スターサファイア賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた24戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のファーストレディー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の’00グローリーカップ（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

6歳（2001年）

1月15日、中1週で迎えた26戦目は、ブルージルコン賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月14日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の’01ベイサイドカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブルードラゴンを3/4馬身振り切って優勝