ブラボーグリーン（1994年生、母ブレイブウーマン）

ブラボーグリーン（1994年5月21日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイトスポット（当時7歳）と交配したブレイブウーマンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地27戦7勝2着4回。1998年の京阪杯(ハンデG3)に勝利した他、1998年の新潟記念(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額3,600万円（36万×100口）で一口馬主が募集された。

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

12月1日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた2戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

3歳（1997年）

2月2日、中5週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフロムファーストを上がり4位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

2月22日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

3月22日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた6戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下のローズマリー賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（5戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したウッディグリーンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（1998年）

2月28日、約8か月の休養明けで迎えた10戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の伊勢特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月14日、中1週で迎えた11戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、最後はミナミノエレガンスと並んで4着同着となった。

4月12日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したステートフェローにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月25日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下の二王子岳特別（新潟芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルエーテルに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

6月27日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアグネスタカオーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月18日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のベリーファインをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

8月15日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したガールスカウトを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/重）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（4戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたオフサイドトラップ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

11月8日、中9週で迎えた19戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアサカホマレを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。

11月28日、中2週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京阪杯（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブリリアントロードを半馬身振り切って重賞ウィナーの称号を手中に収めた。

5歳（1999年）

1月5日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイワンバイキングを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。

3月14日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、G2の中山記念（中山芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4月10日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦3勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

6歳（2000年）

6月10日、約14か月の休み明けで迎えた25戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り17着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた26戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、パラダイスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

8月6日、中6週で迎えた27戦目は、G3の関屋記念（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。