ラストバリオン（2018年生、母サティーヌアロム）

経歴

デビュー前

1歳のとき、千代田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、中辻明によって2,160万円で落札された。

2歳（2020年）

11月1日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったジェットエンブレムに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月12日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマーチャンフェイスに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2021年）

3月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

7月25日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

8月29日、中4週で迎えた6戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

9月5日、連闘で迎えた7戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

10月31日、中7週で迎えた8戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ほうおう座特別（大井ダート1000m 雨/重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマーチャンフェイスに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月15日、中1週で迎えた9戦目は、志村坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったマロカオブジャガーにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

3月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、けやき坂賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

4月18日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた11戦目は、山王坂賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた12戦目は、一般B2五 B3四（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のリュウノヘラクレスを3/4馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

6月6日、中3週で迎えた13戦目は、ジュピター賞（大井ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシザーハンズに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月13日、中4週で迎えた14戦目は、タブコープ賞（大井ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、オパール賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で和田譲治騎手（7戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい16着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた16戦目は、オクトーバーダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で和田譲治騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた17戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、晩秋賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月6日、中2週で迎えた18戦目は、トゥインクルナイト賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古岡勇樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたフィリオデルソル決め手に屈してアタマ差の2着となった。

12月26日、中2週で迎えた19戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、カプリコーン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5歳（2023年）

1月23日、中3週で迎えた20戦目は、ガーネット賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月28日、中8週で迎えた21戦目は、虎ノ門賞（大井ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた22戦目は、一般B2四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（10戦3勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた23戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、プレアデス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた24戦目は、薫風賞（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（11戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月31日、中9週で迎えた25戦目は、ロマンティックナイト賞（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイシロンブレードを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を挙げた。

8月16日、中1週で迎えた26戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（13戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

12月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた27戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、L-WING賞（大井ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

6歳（2024年）

1月23日、中3週で迎えた28戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、睦月賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

1月29日、連闘で迎えた29戦目は、唯我独尊賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（14戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のララシャンドンに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月14日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、薫風賞（大井ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロードアブソルートに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6月12日、中3週で迎えた31戦目は、一騎当千賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のプリモジョーカーに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月4日、中2週で迎えた32戦目は、星火燎原賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

7月11日、連闘で迎えた33戦目は、ベガ賞（大井ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く3着に敗れた。

8月17日、中4週で迎えた34戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。