タイムパラドックス（1998年生、母ジョリーザザ）

タイムパラドックス（1998年5月23日）は、日本の競走馬、種牡馬。2005年にNARグランプリ特別表彰馬を受賞した。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時13歳）と交配したジョリーザザが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地32戦10勝2着4回、地方18戦6勝2着3回。2004年のジャパンカップダート(G1)に勝利した他、2006年のJBCクラシック(G1)を制するなど、G1級競走5勝を含む重賞9勝を挙げた。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,800万円（70万×40口）で一口馬主が募集された。

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

3月18日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォーレルアゲインに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月31日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオースミステイヤーに1馬身3/4の差をつけて制した。

4月28日、中3週で迎えた3戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

4歳（2002年）

1月5日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の八坂特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したミルキーサイファにハナ差届かず2着に甘んじた。

2月24日、中4週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月13日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のエスジービームに1馬身1/4の差をつけて休養明け初戦を制した。

11月17日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエクセシヴワードに7馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

12月22日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の矢作川特別（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロビンナカヤマを3/4馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

5歳（2003年）

1月5日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

2月16日、中5週で迎えた12戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のサンライズキングに7馬身の差をつけて6勝目を収める

3月9日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したハギノハイグレイドを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月27日、中6週で迎えた14戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、G3のアンタレスステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた15戦目は、サウジアラビアロイヤルカップ（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったスターキングマンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中2週で迎えた16戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

10月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、エニフステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月22日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンのトパーズステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホーマンベルウィンに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月13日、中2週で迎えた19戦目は、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は高田潤騎手（5戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた20戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

6歳（2004年）

1月25日、中3週で迎えた21戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクーリンガーをアタマ差振り切って初の重賞タイトルをつかんだ。

2月22日、中3週で迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月3日、中5週で迎えた23戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた24戦目は、G3のアンタレスステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサイレンスボーイを3/4馬身振り切って2つ目の重賞タイトルを奪取した。

5月23日、中3週で迎えた25戦目は、G2の東海ステークス（中京ダート2300m 雨/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（7戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアンドゥオールに半馬身届かず2着に敗北した。

6月30日、中4週で迎えた26戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

8月12日、中5週で迎えた27戦目は、G2のブリーダーズゴールドカップ（旭川ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のイングランディーレに1馬身半の差をつけて3つ目の重賞タイトルを手にした。

9月4日、中2週で迎えた28戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（7戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

10月12日、中4週で迎えた29戦目は、G3の白山大賞典（金沢ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイシンクリバーンに7馬身の差をつけて4つ目の重賞タイトルをゲットした。

11月3日、中2週で迎えた30戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、G1のJBCクラシック（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた31戦目は、G1のジャパンカップダート（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアドマイヤドンに2馬身半の差をつけてG1ホースの称号をつかんだ。

12月29日、中3週で迎えた32戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7歳（2005年）

1月26日、中3週で迎えた33戦目は、G1の川崎記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシーキングザダイヤを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2つ目のG1タイトルをつかんだ。

2月20日、中3週で迎えた34戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた35戦目は、G2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったパーソナルラッシュに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中6週で迎えた36戦目は、G1のかしわ記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武豊騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したストロングブラッドを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

5月22日、中1週で迎えた37戦目は、G2の東海ステークス（中京ダート2300m 小雨/稍重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は橋本美純騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月29日、中4週で迎えた38戦目は、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（7戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のストロングブラッドに1馬身半の差をつけて3つ目のG1タイトルを奪取した。

8月17日、中6週で迎えた39戦目は、G2のブリーダーズゴールドカップ（旭川ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったサカラートから半馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中7週で迎えた40戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた41戦目は、G1のJBCクラシック（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユートピアに1馬身の差をつけて4つ目のG1タイトルを手中に収めた。

11月26日、中2週で迎えた42戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、G1のジャパンカップダート（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた43戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（10戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8歳（2006年）

1月25日、中3週で迎えた44戦目は、G1の川崎記念（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（11戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた45戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた46戦目は、G2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（12戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

6月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた47戦目は、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（8戦3勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

9月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた48戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 雨/良）に59kgの斤量を背負って出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた49戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、G1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた50戦目は、G1のJBCクラシック（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシーキングザダイヤに1馬身半の差をつけてG1・5勝目をマークした。