ダイナダルタニアン（1983年生、母ナイトアイ）

ダイナダルタニアン（1983年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデイクタス（当時16歳）と交配したナイトアイが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地31戦6勝2着4回。1988年の福島記念(ハンデG3)で3着に入った他、1988年の福島民友カップ(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤本晋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

2月2日、デビュー戦は4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。鞍上は篠原茂騎手。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

2月15日、4歳新馬（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月9日、4歳未勝利（中山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で篠原茂騎手。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月23日、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で篠原茂騎手。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月20日、4歳未勝利（東京ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で篠原茂騎手。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のセッテアンジェロに3馬身の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

5月11日、4歳400万下のスイートピー賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で篠原茂騎手。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4歳（1987年）

3月14日、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は中島敏文騎手。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

3月29日、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島敏文騎手。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月18日、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は篠原茂騎手。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

5月9日、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったアローライラックに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月24日、5歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で篠原茂騎手。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月14日、5歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で篠原茂騎手。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月27日、5歳以上400万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で篠原茂騎手。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月11日、5歳以上400万下（福島芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で篠原茂騎手。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

8月9日、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中島敏文騎手。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

8月22日、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島敏文騎手。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸びを見せたが、勝ったサクラエイトにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

9月6日、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島敏文騎手。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月26日、4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は篠原茂騎手。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のジーガーゲルマンに1馬身3/4の差をつけて勝利を掴み取った。

10月18日、4歳以上400万下（東京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたサクラニッポン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月7日、4歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で篠原茂騎手。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したアームアニエリを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月22日、4歳以上400万下の芦ノ湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で篠原茂騎手。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず3着に終わった。

5歳（1988年）

6月5日、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で篠原茂騎手。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月25日、5歳以上400万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は中島敏文騎手。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のスピードダンデーを半馬身振り切ってトップでゴールに飛び込んだ。

7月23日、ハンデ戦で4歳以上900万下の日光特別（福島芝1800m 小雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中島敏文騎手。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のキャットオーをクビ差振り切ってトップでゴールに入った。

8月21日、4歳以上900万下の新潟日報賞（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は篠原茂騎手。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

9月10日、ハンデ戦で4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

10月2日、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中島敏文騎手。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシービースマイルに1馬身半の差をつけて勝利を収めた。

11月6日、福島民友カップ（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中島敏文騎手。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月20日、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中島敏文騎手。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

12月10日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島敏文騎手。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

6歳（1989年）

1月16日、5歳以上1400万下の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で中島敏文騎手。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイワゲーブルをアタマ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。