マヤノディアウス（2008年生、母マヤノフォーティ）

マヤノディアウス（2008年3月25日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋『空』の意の名を持つ、インド神話の古き天空神」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時16歳）と交配したマヤノフォーティが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は高橋忍。戦績は、中央平地3戦0勝、地方19戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋忍から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月23日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

5月22日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた4戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したランドスケープを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったカントリーギャルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヒカルドロシーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた11戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

11月30日、中4週で迎えた12戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた13戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4歳（2012年）

5月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったコスモブルーローズにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6月18日、中2週で迎えた16戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したセルリアンデーゲンにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月2日、中1週で迎えた17戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマッハスリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプロフィールを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

8月8日、中2週で迎えた19戦目は、シーブリーズ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸部尚実騎手（8戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸部尚実騎手（9戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったサイクロニストに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた21戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で戸部尚実騎手（10戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキングタキシードに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月21日、中1週で迎えた22戦目は、尾花特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で戸部尚実騎手（11戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。