パッシングシプレー（1986年生、母エリモスター）

パッシングシプレー（1986年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサニーシプレー（当時8歳）と交配したエリモスターが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地6戦0勝、地方24戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の一般C1。

経歴

デビュー前

上田三千夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

5月21日、デビュー戦は藤原哲朗騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

6月11日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原哲朗騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた3戦目は、鍜治谷誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤原哲朗騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

9月24日、中8週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鍜治谷誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

9月30日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鍜治谷誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月11日、中5週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、鈴木春雄騎手を鞍上に迎えて、4歳B1（新潟(地)ダート1600m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（1990年）

5月30日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、松原正文騎手を鞍上に迎えて、一般C3イ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2ロ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松原正文騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた10戦目は、高田富男騎手を鞍上に迎えて、一般C3（三条ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3イ（三条ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田富男騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2ロ（三条ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田富男騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月23日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、金明國騎手を鞍上に迎えて、一般C2ロ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月6日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた14戦目は、一般C2ロ（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は高田富男騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンアスカから2馬身差の2着となった。

10月16日、中0週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた15戦目は、一般C2（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松原正文騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2ロ（新潟(地)ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松原正文騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のシンゴッドに3/4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月13日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松原正文騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた18戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、一般C2（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた19戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、一般C2（新潟(地)ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のオヒゲノトミーをハナ差制して2勝目を奪取した。

12月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は五十嵐剛紹騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサルノランフルをアタマ差制して先頭ゴールを果たした。

5歳（1991年）

1月3日、中2週で迎えた21戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、東北リーディングジョッキーチャンピオン（三条ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、一般C1ロ（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は五十嵐剛紹騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1イ（三条ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は松原正文騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた24戦目は、一般B3ロ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大枝幹也騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったオーセイルーチェから2馬身半差の2着となった。

5月22日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた26戦目は、宮﨑謙一騎手を鞍上に迎えて、一般B3ロ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた27戦目は、青木智義騎手を鞍上に迎えて、一般B3（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた28戦目は、一般B3ロ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木智義騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた29戦目は、一般B3イ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐剛紹騎手（3戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた30戦目は、一般B3イ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は青木智義騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。