マタカッタ（2000年生、母ポストイグニション）

マタカッタ（2000年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「また、勝った」。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンゼファー（当時12歳）と交配したポストイグニションが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方28戦6勝2着9回。2004年の兵庫大賞典(地方重賞)に勝利した他、2004年の摂津盃(ハンデ地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中道夫厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2002年）

10月2日、デビュー戦は田中学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 晴/不良）に出走。馬体重は433kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスルーザグラスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳T1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャンハイモアに約11馬身の大差をつけて2勝目を挙げた。

11月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳T1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のハッピーサファイアをアタマ差振り切って負け無しの3連勝を決めた。

11月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳G3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦3勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦3勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

3歳（2003年）

3月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳戦のデイリースポーツ社賞（姫路ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦3勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシンドバッドを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

4月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の園田ダービー（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦3勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシンドバッドを捕まえ切れず、約11馬身差の2着となった。

4月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G3の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（7戦3勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた9戦目は、丹波茶特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中学騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上A1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中学騎手（9戦3勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で田中学騎手（10戦3勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月5日、中3週で迎えた12戦目は、大阪スポーツ賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で田中学騎手（11戦3勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた13戦目は、サマーカップ（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で田中学騎手（12戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた14戦目は、播磨町大中遺跡特別（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で田中学騎手（13戦3勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月1日、中1週で迎えた15戦目は、関宮町氷ノ山・鉢伏山紅葉特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で田中学騎手（14戦3勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた16戦目は、千ヶ峰特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で田中学騎手（15戦3勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたインターレジェンダ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月29日、中1週で迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、FOMAカップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロードバクシンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（16戦3勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の摂津特別（阪神芝1600m 小雪/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

4歳（2004年）

1月3日、中1週で迎えた21戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の新春賞（園田ダート1870m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

1月21日、中2週で迎えた22戦目は、ジャンボトロンカップ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（17戦3勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたサンキョウフェアー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

2月18日、中3週で迎えた23戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、サンテレビ賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたトロットヒーロー決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

3月3日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の4歳以上（姫路ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロードバクシンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中2週で迎えた25戦目は、地方重賞の播磨賞（姫路ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたジャングルバス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月15日、中2週で迎えた26戦目は、卯月特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジャングルバスに4馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

5月5日、中2週で迎えた27戦目は、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジャングルバスに1馬身3/4の差をつけて5勝目を掴み取った。

6月2日、中3週で迎えた28戦目は、地方重賞の園田フレンドリーカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で有馬澄男騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月20日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた29戦目は、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（18戦3勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

7月15日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた30戦目は、ハンデ戦の近松のまちあまがさき特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（19戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダテノバサラを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカネトシパッションを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月1日、中2週で迎えた32戦目は、姫路チャレンジカップ（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中学騎手（20戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。