マナミオーシン（1984年生、母タツノジエンヌ）

マナミオーシン（1984年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビンゴガルー（当時8歳）と交配したタツノジエンヌが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は樋渡志尚。戦績は、中央平地15戦2勝、中央障害4戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1987年の福寿草特別(400万下)。

経歴

デビュー前

西塚十勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

9月13日、デビュー戦は菅原泰夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた3戦目は、菅原隆明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のセッテディバを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

3歳（1987年）

1月5日、中9週で迎えた4戦目は、4歳400万下（中山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原隆明騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下の福寿草特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原隆明騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサバンナロマンを3/4馬身振り切って優勝

3月21日、中8週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で菅原隆明騎手（3戦2勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原隆明騎手（4戦2勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンの菖蒲特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原隆明騎手（5戦2勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で菅原隆明騎手（6戦2勝）。24頭立ての24番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず17着に終わった。

6月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、嶋田功騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のマーガレット賞（福島芝2000m 雨/不良）に出走。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

7月11日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた11戦目は、4歳900万下のしゃくなげ賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた12戦目は、池田賀一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の朱鷺ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

4歳（1988年）

1月9日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は菅原隆明騎手（7戦2勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原隆明騎手（8戦2勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原隆明騎手（9戦2勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた16戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のメルバダンサーに6馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

4月24日、中4週で迎えた17戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったカリブソレイユから3馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中2週で迎えた18戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で星野忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイナセレモニーから7馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中3週で迎えた19戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で星野忍騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。