トーアファルコン（1981年生、母エリーツー）

トーアファルコン（1981年4月13日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフアルコン（当時17歳）と交配したエリーツーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は福島県、生産者は松本泰。戦績は、中央平地26戦8勝2着3回。1986年の京王杯スプリングカップ(G2)に勝利した他、1988年のCBC賞(G3)を制するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1983年）

8月14日、8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヤングバーラムに4馬身の差をつけて勝利を手にした。

9月4日、10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドルパンに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2歳（1984年）

12月16日、14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。

3歳（1985年）

1月6日、10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月3日、16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月24日、14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月17日、10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1986年）

1月25日、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のラックヒアローに3馬身半の差をつけてトップでゴールインした。

2月16日、5歳以上900万下の洛陽特別（京都ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のミスタードンをクビ差振り切ってトップでゴールを走り抜けた。

3月9日、5歳以上1400万下の甲武ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るエビスフリオンを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を掴んだ。

3月23日、ハンデ戦でオープンのコーラルステークス（阪神芝1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るドミナスローズを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

4月20日、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタカラスチールを3/4馬身振り切ってトップでゴールを駆け抜けた。

5月11日、G1の安田記念（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で河内洋騎手。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

6歳（1987年）

8月9日、G3の北九州記念（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で河内洋騎手。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

8月16日、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたイブキバレリーナ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7歳（1988年）

3月27日、コーラルステークス（阪神芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は河内洋騎手。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたシマノファイン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

4月24日、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

5月15日、ハンデG3の京阪杯（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、6着に終わった。

6月12日、札幌日経賞（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は関口睦介騎手。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月3日、ハンデG3の札幌記念（札幌ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

7月24日、札幌日刊スポーツ杯（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関口睦介騎手。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエルグランシャダイにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

7月30日、ハンデ戦でオープンのタイムス杯（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で関口睦介騎手。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

9月11日、G3のセントウルステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月30日、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

11月20日、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手。17頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

12月18日、G3のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のシンウインドをハナ差振り切って勝利を物にした。