ルビーカサブランカ（2017年生、母ムードインディゴ）

ルビーカサブランカ（2017年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「花の名前」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時16歳）と交配したムードインディゴが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2022年の愛知杯(牝ハンデG3)に勝利した他、2023年の函館記念(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月5日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホッコーラプラスを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月2日、中3週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

2月29日、中3週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスのデイジー賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

4月12日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

6月13日、中8週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したレースガーデンを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月5日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、逃げるポリアンサを差し切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月23日、中6週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず3着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月5日、中9週で迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの栄特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったモーソンピークにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。

12月20日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブルームスベリーを3/4馬身振り切って制した。

4歳（2021年）

2月14日、中7週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの太宰府特別（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイルーシヴゴールドに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

4月4日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの美浦ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したサトノエルドールにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月22日、中6週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスのシドニートロフィー（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

7月11日、中6週で迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの五稜郭ステークス（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのSTV杯（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月14日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのユートピアステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスのオリオンステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のダノンレガーロに1馬身半の差をつけて4勝目を収める

5歳（2022年）

1月15日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマリアエレーナをアタマ差振り切って重賞初挑戦初制覇を達成した。

3月12日、中7週で迎えた21戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月23日、中5週で迎えた22戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月19日、中7週で迎えた23戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

7月31日、中5週で迎えた24戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月13日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（阪神芝2200m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた26戦目は、G3のチャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったソーヴァリアントに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6歳（2023年）

1月14日、中5週で迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦2勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月12日、中7週で迎えた28戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、G2の金鯱賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

7月2日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、巴賞（函館芝1800m 曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったローシャムパークにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

7月30日、中1週で迎えた31戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。