第40回 中山牝馬ステークス (G3)

レース展開

ロザムールが集団を引っ張る展開、そのあとにシャムロックヒルが続く

ロザムールが先陣を切る恰好となり、後続との差を1馬身ほど確保してレースを進める。単独の2番手にシャムロックヒルが続く。その後ろ、スマイルカナが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションにいるのはドナアトラエンテとローザノワール。その1馬身後ろ、ジュランビルとアブレイズは中団前寄り。ミスニューヨークとクリノプレミアムは中団馬群のちょうど真ん中を併走。ゴルトベルクとフェアリーポルカは中団後方の位置取り。シングフォーユーとスライリーは後方4番手で前方各馬の動きを静観。少し間が空いて、後方2番手の位置でひっそりと力をタメるのはクールキャットとテルツェット。最後尾にルビーカサブランカがいる隊列で最初のコーナーを通過。

中山牝馬S、クリノプレミアムが低評価を歯牙にも掛けない力強い走りで勝利を物にする

先頭はロザムールでリードは1馬身。単独の2番手にシャムロックヒルが続く。その後ろ、スマイルカナとローザノワールが3番手。1馬身離れて、ミスニューヨーク、ドナアトラエンテ、ジュランビル、アブレイズらが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、5番手から抜け出したのはアブレイズ。そのまま押し切るかに思われたが、中団後方にいた15番人気のクリノプレミアムが一歩一歩確実に末脚を伸ばしてアブレイズを差し切ると、最後は半馬身の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。2着のアブレイズからクビ差の3着には、先行勢の後ろの位置から力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切った1番人気のミスニューヨークが入った。そこからクビ差遅れた4着には、後方2番手で直線を迎えたスライリーが入線、さらにクビ差の5着には、最後方にいたテルツェットが食い込んだ。2番人気のルビーカサブランカは後方2番手にいたが末脚弾けず6着に敗れた。