キヌガサスター（2005年生、母キヌガサダンサー）

Kinugasa Star

2005.04.10

キヌガサスター（2005年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時17歳）と交配したキヌガサダンサーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山口 義彦。戦績は、地方26戦7勝2着7回。2008年のMRO金賞(地方重賞)で2着に入った他、2007年のサラブレッドヤングチャンピオン(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2007年）

10月7日、デビュー戦は吉原寛人騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は449kg。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月22日、中1週で迎えた2戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスターアーカイブを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

11月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマツノヴェイロンを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の馬産地日高協賛杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジョウモンハマーに8馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月2日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサラブレッドヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦2勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したソルトバイオを捕まえ切れず、ハナ差の2着となった。

3歳（2008年）

1月4日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、3歳（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るノーブルシーズを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って3勝目を掴み取った。

4月7日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳戦のパンジー賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（5戦3勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイモータライズを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って4勝目をつかんだ。

5月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で堀場裕充騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた9戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で堀場裕充騎手（7戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で堀場裕充騎手（8戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミシカを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳A2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で堀場裕充騎手（9戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のミシカをハナ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

6月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で堀場裕充騎手（10戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミシカを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で堀場裕充騎手（11戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイエムアイドルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

8月4日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で堀場裕充騎手（12戦6勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノーブルシーズを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

9月1日、中3週で迎えた15戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で堀場裕充騎手（13戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモムルシェラゴを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

11月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、大垣共立銀行杯（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず最後はストームシグナルと並んで4着同着となった。

12月8日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた18戦目は、スポーツニッポン杯（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2009年）

1月6日、中1週で迎えた19戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた20戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したコパノライジンに3/4馬身届かず2着となった。

2月8日、中2週で迎えた21戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったホウヨウターニングにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6月23日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は高木健騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月4日、中5週で迎えた24戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、CHAO（チャオ）（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

12月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2010年）

1月14日、中2週で迎えた26戦目は、こんだ薬師温泉特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川進也騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。