ノーブルシーズ（2005年生、母ノーブルフォエバー）

ノーブルシーズ（2005年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時19歳）と交配したノーブルフォエバーが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は鹿登牧場。戦績は、地方35戦12勝2着5回。2008年に北日本新聞杯、MRO金賞及びサラブレッド大賞典を制して金沢三冠を達成するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松野勝己厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2007年）

9月23日、デビュー戦は前野幸一騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は457kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミヤコクィーンに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた3戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（2戦1勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（3戦1勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた6戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサラブレッドヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレーザーセンターに4馬身の差をつけて優勝

12月24日、連闘で迎えた8戦目は、2歳（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエムザックライアンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

3歳（2008年）

1月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キヌガサスターに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から23kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦の新曲「輪島朝市」発売記念（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（6戦2勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマツノヴェイロンを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマツノヴェイロンに8馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

6月6日、中4週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で中川雅之騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

7月1日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、ルビー特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で中川雅之騎手（9戦3勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた16戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で中川雅之騎手（10戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイティクラシーに1馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

8月4日、中2週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で中川雅之騎手（11戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキヌガサスターに4馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

8月25日、中2週で迎えた18戦目は、地方重賞のイヌワシ賞（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で中川雅之騎手（12戦5勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた19戦目は、ルビー特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で中川雅之騎手（13戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のモアザンステルスを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

9月21日、中1週で迎えた20戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で中川雅之騎手（14戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサムソンリンリンに4馬身の差をつけて優勝

10月12日、中2週で迎えた21戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で中川雅之騎手（15戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトラブルメーカーに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月2日、中2週で迎えた22戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で中川雅之騎手（16戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2600m 雨/不良）に出走。鞍上は18戦連続で中川雅之騎手（17戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンリットルに6馬身の差をつけて10勝目を達成した。

12月14日、中3週で迎えた24戦目は、地方重賞の中日杯（金沢ダート2300m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で中川雅之騎手（18戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のテンリットルを半馬身振り切って1番人気に応えた。

4歳（2009年）

2月18日、中8週で迎えた25戦目は、地方重賞の梅見月杯（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で中川雅之騎手（19戦10勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

4月12日、中7週で迎えた26戦目は、地方重賞のスプリングカップ（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で中川雅之騎手（20戦10勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒカルベガを捕まえ切れず、8馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中1週で迎えた27戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は22戦連続で中川雅之騎手（21戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた28戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で中川雅之騎手（22戦10勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒカルベガに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月7日、中3週で迎えた29戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は24戦連続で中川雅之騎手（23戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヤクモソニックに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月21日、中1週で迎えた30戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2300m 晴/重）に出走。鞍上は25戦連続で中川雅之騎手（24戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビッグドンに9馬身の差をつけて制した。

11月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は26戦連続で中川雅之騎手（25戦11勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

11月15日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた32戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2600m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた33戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

12月24日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

5歳（2010年）

1月2日、連闘で迎えた35戦目は、新春特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。