ヌーヴァレジェンダ（1998年生、母パーシャンフルート）

ヌーヴァレジェンダ（1998年4月9日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のStorm Bird（当時20歳）と交配したパーシャンフルートが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。戦績は、中央平地27戦5勝2着5回。2001年の菜の花賞(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

10月15日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマイネアクティースを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月19日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

3歳（2001年）

1月21日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンの菜の花賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したテンザンデザートを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月18日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたイケハヤブサ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

4月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと末脚を伸ばして、最後は2着のジュエリーシチーに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月12日、中4週で迎えた7戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた8戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4歳（2002年）

1月7日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の若水賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したフジヤマシンゲキに半馬身届かず2着となった。

4月7日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のTVKテレビ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、逃げるフリートマッハを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月1日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、伸びてきたゴールデンロドリゴ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のベストタイクーンに3馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月6日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（6戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシャドウスプリングに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月27日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（7戦3勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のケイアイバリアをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

11月17日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の外房ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（8戦4勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた20戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（9戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2003年）

1月11日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（10戦4勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

6月14日、約5か月の休養明けで迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（11戦4勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた25戦目は、NSTオープン（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた27戦目は、札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（12戦4勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。