シャドウスプリング（1997年生、母アピーリングラス）

シャドウスプリング（1997年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデインヒル（当時11歳）と交配したアピーリングラスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2001年の若水賞(900万下)。

経歴

デビュー前

16歳のとき、日進牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、坂本牧場によって89.25万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

3月12日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたミスターゴールデン決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月25日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたルクールドラメール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月22日、中3週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/重）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケイアイツヨシに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

5月14日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月2日、中6週で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったティエッチグレースにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月29日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の芦ノ湖特別（東京芝1400m 雨/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るアグネスメディアを圧倒的な末脚でアタマ差だけ差し切って雨中の戦いを制した。

11月18日、中2週で迎えた7戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したトウショウトリガーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の南総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

4歳（2001年）

1月8日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の若水賞（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のケイアイハリケーンを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

2月4日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のテレビ山梨杯（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた12戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

10月14日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の錦秋特別（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた15戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

5歳（2002年）

1月13日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

4月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月28日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のTVKテレビ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6月15日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったヤマオロチに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月6日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったヌーヴァレジェンダに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月3日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

8月31日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

12月1日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（8戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

6歳（2003年）

2月2日、中6週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の火の山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（9戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた28戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。