ベルルミエール（2011年生、母フレンチビキニ）

ベルルミエール（2011年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「美しい光（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時14歳）と交配したフレンチビキニが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地28戦4勝2着2回。2015年の阪神牝馬ステークス(牝G2)で2着に入った他、2014年のニュージーランドトロフィー(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、佐々木完二によって1,995万円で落札された。

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月28日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモンラッシェに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月1日、中4週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

12月14日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したキタサンラブコールにクビ差届かず2着となった。

3歳（2014年）

1月11日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は川島信二騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイヤモンドハイを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

3月22日、中6週で迎えた6戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（4戦2勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

4月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（5戦2勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（6戦2勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

10月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島信二騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のダンスディレクターをハナ差振り切って久しぶりの実戦を物にした。

11月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島信二騎手（8戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシルクドリーマーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（2015年）

1月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川島信二騎手（9戦4勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

4月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で川島信二騎手（10戦4勝）。17頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたカフェブリリアント決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月17日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で川島信二騎手（11戦4勝）。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

7月5日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で川島信二騎手（12戦4勝）。17頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入った。

8月23日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で川島信二騎手（13戦4勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月31日、中9週で迎えた16戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で川島信二騎手（14戦4勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた17戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で川島信二騎手（15戦4勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

5歳（2016年）

2月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で川島信二騎手（16戦4勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた19戦目は、ポラリスステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で川島信二騎手（17戦4勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

4月10日、中4週で迎えた20戦目は、春雷ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で川島信二騎手（18戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月29日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

7月3日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

8月21日、中6週で迎えた23戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月16日、中7週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。17頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

12月4日、中6週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（19戦4勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着を確保した。

6歳（2017年）

1月21日、中6週で迎えた26戦目は、カーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（20戦4勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

2月18日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（21戦4勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

4月9日、中6週で迎えた28戦目は、大阪―ハンブルクカップ（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（22戦4勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。