ビッグテースト（1998年生、母クラフテイワイフ）
Big Taste
1998.03.09
ビッグテースト（1998年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。2003年にJRA賞最優秀障害馬を受賞した。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時27歳）と交配したクラフテイワイフが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦1勝、中央障害18戦5勝2着3回。2003年の中山グランドジャンプ(JG1)に勝利した他、2002年の小倉サマージャンプ(ハンデJG3)で3着に入るなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 25戦6勝 [6-3-3-13/25]
- 総賞金国内
- 1億9,797万円
- 生年月日
- 1998年3月9日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牡
- 毛色
- 栗毛
- 厩舎
- 中尾正栗東
- 馬主
- （有）ビッグ
- 生産者
- ノーザンファーム
- セール落札価格
- 4,830万円
セレクトセール サラブレッド 当歳
- 抹消情報
- 中央：2005年2月11日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
母のクラフテイワイフは海外22戦7勝。祖母のWife Mistressは海外4戦0勝。曾祖母のPolitical Payoffは海外13戦0勝。父のノーザンテーストは海外G1・1勝（仏国）。
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Gallant Fox＝Fighting Fox | 6×7 | 2.34% |
| き | Sir Gallahad＝Bull Dog | 7×6*7*7 | 3.9% |
| き | Sickle＝Pharamond | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Nearco | 4×6*7 | 8.59% |
| 牡 | Native Dancer | 4×5 | 9.37% |
| 牡 | Discovery | 6×6*7*7 | 4.68% |
| 牡 | Blenheim | 6×7 | 2.34% |
| 牡 | Polymelian | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Papyrus | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Gainsborough | 5*6*7 | 5.46% |
| 牡S | Chaucer | 6*7*7 | 3.12% |
| 牡M | Nasrullah | 5*6 | 4.68% |
| 牡M | Teddy | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | War Relic | 7*7 | 1.56% |
| 牝 | Mumtaz Mahal | 7×7 | 1.56% |
| 牝S | Lady Angela | 3*4 | 18.75% |
| 牝S | Canterbury Pilgrim | 7*7 | 1.56% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ノーザンテースト系
- ファミリーナンバー
- 9-a
レース成績
経歴
デビュー前
当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ビッグによって4,830万円で落札された。
中尾正厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2000年）
10月14日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフジヤマアトラスを半馬身振り切って初白星を挙げた。
10月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1200m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。
3歳（2001年）
3月18日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。
9月22日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
9月29日、連闘で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。
10月20日、中2週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。
4歳（2002年）
4月14日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。
4月27日、中1週で迎えた8戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラビクトリーに2馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。
5月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。
7月21日、中9週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で常石勝義騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。
8月3日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で常石勝義騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。
10月6日、中8週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた12戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で常石勝義騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマークオーから8馬身差の2着に敗北した。
10月26日、中2週で迎えた13戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で常石勝義騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマークオーから半馬身差の2着に敗北した。
11月23日、中3週で迎えた14戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で常石勝義騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスリールションに3/4馬身の差をつけて3勝目を収める
12月7日、中1週で迎えた15戦目は、R.ロケット騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 小雨）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。
5歳（2003年）
1月11日、中4週で迎えた16戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は常石勝義騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルゴウィッシュに約10馬身の大差をつけて4勝目を収める
2月8日、中3週で迎えた17戦目は、春麗ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のブランディスに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
3月29日、中6週で迎えた18戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。
4月19日、中2週で迎えた19戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り 曇/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は常石勝義騎手（10戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のギルデッドエージに1馬身半の差をつけてG1初挑戦初制覇を果たした。
12月6日、約7か月半の休養明けで迎えた20戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（11戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロライデンから2馬身半差の2着に敗北した。
6歳（2004年）
1月10日、中4週で迎えた21戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（12戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。4着に終わった。
2月7日、中3週で迎えた22戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で常石勝義騎手（13戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。
3月27日、中6週で迎えた23戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で常石勝義騎手（14戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。
7歳（2005年）
1月15日、約10か月の休み明けで迎えた24戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 雨）に63kgの斤量を背負って出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。
1月30日、中1週で迎えた25戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。