ハッピーフライト（2016年生、母エスフライト）

ハッピーフライト（2016年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時7歳）と交配したエスフライトが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大北牧場。2018年の金沢ヤングチャンピオン(地方重賞)で2着に入った他、2019年の梅桜賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大北牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、佐野信幸によって270万円で落札された。

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

6月14日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。馬体重は450kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったイージーナウに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

7月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦0勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、スフォルツアートに交わされて4馬身差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎光行騎手（6戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のコクサイルビーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

10月7日、中4週で迎えた8戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のチジョウノホシに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月23日、中1週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の雑穀の穂がち特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く3着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた10戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のハーツイーズに2馬身半の差をつけて3勝目を収める

11月20日、中1週で迎えた11戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた12戦目は、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は栗原大河騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、アイオブザタイガーに交わされて7馬身差の2着となった。

12月30日、中3週で迎えた13戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

3歳（2019年）

1月29日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の梅桜賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったエムエスクイーンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月6日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、3歳戦のうお座特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のサウスグラストップをアタマ差振り切って4勝目を挙げた。

3月28日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。