デトロイトカフェ（2012年生、母キャメロンガール）

デトロイトカフェ（2012年3月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「アメリカの都市名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時14歳）と交配したキャメロンガールが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地16戦0勝、地方10戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上C1(牝)。

経歴

デビュー前

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月22日、デビュー戦は木幡初也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は442kg。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

9月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

9月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

11月15日、中7週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

3歳（2015年）

3月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

4月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月25日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

7月18日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

8月16日、中3週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（5戦0勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月29日、中1週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（6戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（7戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

10月21日、中5週で迎えた17戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアップセッターに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月6日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた21戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったラバニーユに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4歳（2016年）

1月26日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったミラクルウェーブに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた25戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のあせび賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウォーターティアナを豪快な末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。