サクラナミキオー（1995年生、母セダンフオーエバー）

サクラナミキオー（1995年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリズム（当時8歳）と交配したセダンフオーエバーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地31戦6勝2着3回。2000年のオールカマー(G2)で2着に入った他、2000年の七夕賞(ハンデG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

4月12日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月2日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したレオテンホウを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のヤワタセブンに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月27日、中4週で迎えた4戦目は、4歳500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の北洋特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のボヘミアンチェリーに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

8月22日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHBC杯（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたユノダイナザウルス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月27日、中4週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下のTVKテレビ賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた10戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’98インターナショナルジョッキーズ（1）（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のサイレントセイバーに1馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

4歳（1999年）

5月30日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、5歳以上1600万下のメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のマリアジュダムールをアタマ差振り切って久方ぶりの実戦をモノにした。

7月4日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

8月28日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のしらかばステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた14戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた15戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。17頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のウェディングハニーを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

10月31日、中2週で迎えた16戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦1勝）。17頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。

5歳（2000年）

1月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた18戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた19戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた20戦目は、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた21戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、エイプリルステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエーピーグリードを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

5月14日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた23戦目は、F.サンチェス騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデG3の七夕賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

8月20日、中3週で迎えた26戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた27戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、メイショウドトウに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

10月29日、中4週で迎えた28戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデG3の鳴尾記念（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

7歳（2002年）

2月2日、約14か月の休み明けで迎えた30戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた31戦目は、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に終わった。