ハッピーマキシマム（1997年生、母カタクラヒメ）

ハッピーマキシマム（1997年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時8歳）と交配したカタクラヒメが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は守矢牧場。戦績は、中央平地30戦6勝2着9回。2002年の京葉ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月5日、デビュー戦は横山賀一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったレディチャームに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月26日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたバライロノミライ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月11日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のアマートギニーに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月1日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた5戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸びを見せたが、伸びてきたアグネスヴァーチ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月3日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

9月3日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の君津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

10月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたハタノプリエ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月21日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたテンザンサクラ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月12日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマチカネムラムスメを豪脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月17日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ジェミードレスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（2001年）

1月8日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の若水賞（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の節分賞（東京芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で菊沢隆徳騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

2月24日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の房総特別（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で菊沢隆徳騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の御宿特別（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で菊沢隆徳騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のタイキチェイサーに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月21日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の薫風ステークス（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で菊沢隆徳騎手（9戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したグリーンブリッツに半馬身届かず2着となった。

5月20日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で菊沢隆徳騎手（10戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したマグナーテンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で菊沢隆徳騎手（11戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のピンクプルメリアに2馬身の差をつけて制した。

12月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で菊沢隆徳騎手（12戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2002年）

1月12日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の若潮賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で菊沢隆徳騎手（13戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のケイズヒーローをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月17日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で菊沢隆徳騎手（14戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で菊沢隆徳騎手（15戦4勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で菊沢隆徳騎手（16戦4勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るスキャニングパワーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月13日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの京葉ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は18戦連続で菊沢隆徳騎手（17戦5勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったオーシャンアクロスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5月12日、中3週で迎えた26戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で菊沢隆徳騎手（18戦5勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に敗れた。

8月11日、約3か月の休養明けで迎えた27戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

8月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（19戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

10月13日、中6週で迎えた29戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた30戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの秋風ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。