タカネローマン（2002年生、母ナガラスイート）

タカネローマン（2002年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「高嶺＋母父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のスピードワールド（当時8歳）と交配したナガラスイートが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は石坂洋治。戦績は、中央平地2戦0勝、地方26戦4勝2着5回。2005年の東海ダービー(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斉藤弘光厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2004年）

9月24日、デビュー戦は柴田直樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は427kg。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のニシキオジジアンをクビ差制して初白星を挙げた。

10月20日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦の飛島埠頭特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のヤングジャパンに4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

11月11日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の岩屋堂特別（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（3戦2勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず12着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた5戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のヤングサンタクロース特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったイーストローレルからクビ差の2着に甘んじた。

3歳（2005年）

3月2日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦の長久手古戦場特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月12日、中0週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた7戦目は、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のカンヒ桜特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月22日、連闘で迎えた10戦目は、3歳戦の鶴舞公園特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の名古屋まつり花バス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（7戦2勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月7日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦のボルチモア港特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田直樹騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のフリマントル港特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田直樹騎手（9戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦のアトラスオオカブト特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田直樹騎手（10戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るガッツホーラーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

9月8日、中3週で迎えた17戦目は、3歳戦の弥富金魚特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田直樹騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ルンタに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月29日、中2週で迎えた18戦目は、ポケメリおつかれ記念（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で柴田直樹騎手（12戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したソングフォーユウを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月6日、連闘で迎えた19戦目は、一般B11（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で柴田直樹騎手（13戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトミノヒトミに2馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

12月5日、中8週で迎えた20戦目は、カトレア特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で柴田直樹騎手（14戦4勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた21戦目は、ポインセチア特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で柴田直樹騎手（15戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒシバトルを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

4歳（2006年）

1月2日、中1週で迎えた22戦目は、地方重賞の新春盃（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で柴田直樹騎手（16戦4勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月9日、約5か月半の休み明けで迎えた23戦目は、一般B14（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で柴田直樹騎手（17戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた24戦目は、一般B14（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で柴田直樹騎手（18戦4勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた25戦目は、一般B13（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で柴田直樹騎手（19戦4勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた26戦目は、森田秀一第一子誕生記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で柴田直樹騎手（20戦4勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた27戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で柴田直樹騎手（21戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴールデンファンシに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中1週で迎えた28戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で柴田直樹騎手（22戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。