グランドアルナイル（2018年生、母クイーンキセキ）

グランドアルナイル（2018年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「威厳+アラビア語で『輝くもの』に由来する言葉」。毛色は栗毛。種牡馬のフサイチセブン（当時12歳）と交配したクイーンキセキが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河日成牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

12月12日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

3歳（2021年）

1月17日、中4週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

3月27日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた6戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた7戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

11月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた10戦目は、カトレア賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は松木大地騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったリュヌダムールに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

12月31日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のローリングに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2022年）

1月12日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシバノレイワに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月3日、中2週で迎えた13戦目は、スノードロップ賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3月8日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

3月31日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた15戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、水仙賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた16戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた17戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、アヤメ賞（園田ダート1700m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月10日、中3週で迎えた18戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

8月24日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松木大地騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた23戦目は、パール賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のゴールドマイヤーをアタマ差振り切って2勝目を獲得した。

11月2日、中2週で迎えた24戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のヴィクトールドパリを3/4馬身振り切って3勝目を手に入れた。

11月22日、中2週で迎えた25戦目は、近江米特別（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（2023年）

1月10日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた28戦目は、上郡赤松円心特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

3月16日、中6週で迎えた29戦目は、姫路のラジオ局FMゲンキ特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（6戦1勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい5着に敗れた。

7月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた31戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた32戦目は、オッズパーク杯サマーナイト（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は田野豊三騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。